ヤフコメなどのBADボタンはなぜ?

何が気に入らないのか理由が知りたい

ヤフーニュースなどのコメント欄のコメントに対しても「GOOD」ボタンや「BAD」ボタンのようなものがある。

もちろんそれらのコメントの中には的外れなようなものもあるので、BADボタンがついたりするのは同意できることも多々ある。

そしてどう思うかは人の自由なので、考え方に批判をするつもりもない。

しかし、例えば誰かが亡くなったニュースなどに
何のあたりさわりもなく
「好きでよく番組を見てました、お悔やみ申し上げます」

などのように1行程度のコメントに数十件ものBADボタンが押されていたりする。

これらを見るたびに思う。

「何が気に入らないんだろう?」と。

ニュースそのものにBADボタンが押されるなら、その著名人を嫌いな人もいるだろうし、記事の書き方に対してのBADボタンも考えられるので理解はできる。

ただ、先ほどのように私から見ると当たり障りなく、誰の気分も害さないようなコメント欄の短い文章にBADボタンを押す人は何なんだろう?

ボタンを押すこと自体のそれを批判してるわけではない。
ただ、理由が知りたいのだ。

わざわざボタンを押してまで「BAD」であるとアピールしたい人は何がBADなのか?

実はこれを実際に質問に答えてくれた人がいる。

とはいえ、実際にBADボタンを押した人ではなく「押したくなる」人だ。

その人が言うには

ヤフコメは見る人から見たら便所の落書き以下だ。
例えばトイレの壁に落書きのように「●●さんが亡くなって悲しい」と書いてあったら
本当に悲しんでいるのか疑問でしょう?

本当にお悔やみ申し上げたい人が書き込む場所じゃない。

というようなことを言われた。

ある意味、腑に落ちた。

ただ、そこまでちゃんと考えて、なおかつこのように人にも説明できる人がいったい何人いるだろうか?

BADを押してる人のほとんどが、何に対しても批判から入る人に見えて仕方がない。

こういったコメント欄には批判意見を書き込んでる中にも、まったく論点もズレたおかしなコメントも多くみられる。

これは匿名だからとかという問題もあるが、そうとばかりも言えない。

さてここからは「議論」というものに関しての話になるが

それを如実に感じたのがフジテレビの上納問題の記者会見だ。

この記者会見では本来、フジテレビ関係者がガンガン質問攻めにあう、というのが本来の展開だが、ここではメディアという「言葉」や「文章」が商売道具ともいえる職業に就くプロたちが、記者会見でのろくでもない質問ばかりが目立った。

これは顔こそ映らなかったものの、彼らは匿名ではなく「●●ニュースの●●です」と名乗って質問をしているので、自分はきちんと質問できる、と思って、もしくは会社からの命令でいやいや来てるかもしれないが、どちらにせよ仕事としてこの場に挑んでいるれっきとした社会人なのだ。

始まった瞬間から「なんだこの人たちは?」と思いながら見ていたが、案の定、すぐに「ひどすぎる記者たち」と話題になっていた。

フジ関係者に向けての質疑応答の「回答」部分が本来話題になるはずが「質問」が話題になるほどひどかった。

つまり、匿名でのヤフコメにしろこういったメディアでプロとして仕事をしてる人にしろ、まともに議論ができる人が極端に減っているのではないかと思うということだ。

結局、何が言いたいかというと

ヤフコメなどのコメント欄におかしい人が多いのはよく
「匿名」だから、と言われることも多いが
名前を出してる「自称プロ」たちでさえそんなものなのだから、匿名でなくしたとしても、まともな議論はできない人は目立ち、似たような状況はおきるのではないか?
議論に関する全体的なレベルダウンは否めないのではないかということである。